仏壇便利帳

お仏壇を祀る生活とはどんな生活でしょうか?

朝に礼拝、夕べに感謝という言葉の示すように、お仏壇は、毎日の暮らしの平穏を祈り、明日への心の糧を願う信仰の中心です。お仏壇は、ご先祖様の供養をする場所と同時に家庭のやすらぎの場として、お仏壇は私達の心を落ち着かせ、毎日の反省と感謝のひとときを与えてくれるものです。御両親のご先祖さまを敬い、感謝する心、清らかな習慣が、お子様の情操教育にも良い影響を与えることでしょう。

お仏壇の安置場所について教えて下さい

湿気や直射日光を避けて、なるべく御家族揃って礼拝しやすい所に安置するのが良いでしょう。
お仏壇の向きについては、一般にいわれるものに次のようなことがあります。

南面北座
   お仏壇が南に向くように安置し、北向きはさけるようにします。
西方浄土
   西方浄土を礼拝するために、お仏壇を東向きに安置します。

お仏壇は、いつ求めれば良いでしょう?

思い立ったが吉日というように、いつ求められてもよろしいと思いますが、お盆、お彼岸、年回忌、新築、改築の時に求められる方が多いようです。また、御不幸があった際は、本位牌をお仏壇に納めるため、49日法要までに御用意されるのがよろしいと思います。

お魂入れ、お正念入れとは何ですか?

新しい本尊を迎えたり、新しい位牌をお寺様に入魂のお経をあげてもらうことを、お魂入れ、お正念入れといいます。お寺様の御礼ののし紙の表書きには、一般に、開眼供養御礼と書きます。浄土真宗においては、入仏慶讃法要御礼とします。

どうして戒名が付けられるのですか?

戒名は、元来仏教者として守るべき生活や心の規範を受けた者に対して授けられる名前であり、本来は生きている間に戒を受け、仏教者としての生活を送ることが理想だが、実際の多くは、葬儀の際、戒名を授けられる。葬儀で僧侶が死者に引導を渡す。「引導を渡す」とは、俗世間から浄土へと引き導くことが本来の意味で、僧侶は亡くなった人を葬儀を通じて仏の世界、すなわち彼岸へと送りだす。その際に、死者に戒を授け、戒名をつけることで浄土へと送りだします。戒名を受けることは、仏の世界への往生を約束するものです。現在見ることのできる戒名は、戒名を受けた人の生前を偲ぶものとなっており、戒名からその人の人生や、人のなりがわかるように工夫されている。お医者さんであれば、「医」の文字を入れたり、文章の得意な人であれば、「文」の文字を入れたりする。こうした戒名は、子孫に対して一種のメッセージになっています。俗名のままでは、少なくともその人の人生を思い起こす事は難しく、現在の戒名は子孫に先祖の人となりを伝えるものだと言えます。

お仏壇に入りきれない位牌がありますがどのようにお祀りすればよろしいですか?

普通お位牌は札位牌といい、一つのお位牌が一人の亡くなったひとにあたりますが、ご夫婦で一つのお位牌になさることも多くあります。
また他に、繰出位牌があり、中に約10枚の差し板が入り、祥月命日の順に重ねておき、命日が済むと後に回し、常に次の命日を迎える札が表にでてくるものです。
三十三回忌法要がぎたご先祖様を繰出位牌に移すと良いでしょう。

実家の宗派と嫁ぎ先の宗派が異なるなどで、一軒の家で複数の宗派がある場合はどのようにお祀りすればよろしいですか?

普通お仏壇は一家に一台ですが、奥様の実家のお仏壇を引き取って家に二台お仏壇があるご家庭も多数ございます。
そのまま二台お祀りすることが困難な場合は、奥様の家のお仏壇を整理してご主人のお仏壇に、奥様の実家の位牌を一緒に祀ることもご家族がよろしければ何も問題はないでしょう。

線香は、何本供えるのですか?

線香は通常、一本から三本供えることが多いですが、正式には宗派により異なります。
浄土宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗は一本。天台宗・真言宗は三本とされます。複数本をたてる場合にはまとめてたてるのではなく、一本ずつ立てるようにします。
三本の場合には、仏・法・僧の三宝に供養すると言われています。浄土真宗では、線香を立てずに、線香を折って数本にして寝かせて焚きます。

焼香作法を教えて下さい

ご焼香には、焼香台の前の立焼香と、香炉を順に回して座ったまま焼香する場合があります。
立礼の場合

  1. 1 合掌礼拝、または黙礼
  2. 2 焼香を摘む
  3. 3 お香を額のところまで持ち上げる
  4. 4 お香を香炉にくべた後、合掌礼拝

※焼香は、仏や亡くなった人を供養するとともに、自分自身の心身をも清めます。

座礼の場合
     1 香炉が回ってきたら、軽く香炉を持ち上げて礼をする
     2 香炉を床に置いて合掌礼拝
     3 お香を摘み、お香を額のところまで持ち上げた後に香炉にくべる
     4 合掌礼拝

※ 当店には四人の仏事コーディネイターがおります。仏壇に関することでしたら、どのような事にもお答えいたしますので、何か解らない事がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。